ウッドバッヂ研修所(時間編)
研修所の感想の中で必ず挙げられるのが時間がないというものである。
確かに分刻みでスケジュールが組まれていて、自由時間はほとんどない。
かといって、時間に余裕を持たせて自由時間を増やし、食事を給食にしてもおそらく状況は対して変わらないと想像する。
時間がないというのは時間に追われている結果であって、自由時間を増やしても結局は時間に追われてしまうのである。
そうであれば、時間に追われるのではなく、時間を追っかけてやればよい。
次の予定を考えて、何をどうすれば時間を節約できるのかを工夫することである。
つまり、時間を質素に使うのである。
実は、これは教育的キャンプの目的の重要な点でもある。
考えて行動する、指示待ち人間には成らないことである。
時間がない、忙しすぎると言う人間は、能動的に改善する意志がない人間である。
おそらく、これはキャンプに限らない気もするが。
具体的事項を挙げよう。
朝食の下準備は必ず前日にする。野菜の刻み、米研ぎ、薪の準備、たき付けの用意、メニューの確認、水の確保等である。
6時の起床とともに起き、5分には必ず火をおこす。その後着替え、洗面を行えばよい。
これで朝、30分は違う。
次に役割分担である。班長は必要な作業を常に頭に入れ、それを割り振り明確に指示する。
研修所においては各人の技能が千差万別であるから、それをよく把握し的確に割り振る。
遠慮などをしていてはだめだ。
そして、これができないのなら、時間がないことをあきらめるしかない。
次にトイレ。極力起床前に済ませよう。
食器は、すぐに取り出せるようにしておけばぎりぎりまで作業ができる。
私は、フォークを胸のポケットに常に入れている。
下着の着替えは、就寝時にしよう。朝行うとザックの中から探し出すのに時間がかかる。
ゴミは乾燥させてから燃す。
生で食べられるものは生で食べる。時々野菜を綺麗にカットする人がいるが、かぶり付いても栄養価はあまり変わらない。
続いてセッション中。
班作業はどんどん進める。かっこはつけず、積極的に。
模造紙には、考えながら書く。清書などする必要がない。
課題が不明確の時は、すぐ質問しよう。よく、課題の解釈を巡って議論している悠長な班がある。おつかれさま。
とにかく、研修期間中というのは非常時なのであり、つまり班長の強力なリーダーシップが求められる。
謙譲の美徳で遠慮をし、仲間の貴重な時間を無駄にしていながら、その大罪に気が付かないとても迷惑な人に成らないよう、一生懸命気を張って、何をすればこの作業が早く安全に確実に終了するのかを考え、少し強引に進めよう。