A型テント
当団では、A型テントを使用している。
本当はジャンテンと呼ばれる指導者テントを使用したいのだが、予算の関係でA型である。
最近はドームテントが世間の主流である。ドームテントの良さも多くあると思う。
まずは携帯性能、なんといっても非常に軽く軽く持ち運びには大変便利である。
次に、風雨への対応、以前のドームは雨に対して弱い面も見られたが最近のものはびっくりするほど強い。
水などは滅多にしみこむことはない。もっともある程度のグレードのものであるが。
3番目に立て安さ。
若干の経験があれば一人でも簡単に、そして短時間で設営が終了する。
しかし、私はこのテンが1番嫌いである。
スカウト訓練におけるテントの設営ほど班長のリーダーシップが必要とされる場面はない。
班長が明確な指示をしなければ、家型テントはいつまで立っても立たない。
そして各員が自分のやるべき事を正確に遂行しなければ、決してしっかりとは立ってくれない。
また、撤収時も同様である。
勝手なことをしていると、ペグはすぐになくなり、いつまで経っても隊長の点検が受けられない。
本当に一致協力することが必要とされるテントである。
確かに便利さを追求するとドームかなとも思うが、この立てにくい家型テントを利用したい。
TPOに応じドーム型と使い分ければよい。
たとえば1級ハイクはドーム、上班はドーム等である。
今では日蓮の需品部でなければ購入できないこのテントであるが何となく1番制服が似合うテントである。