叱る



 
我々リーダーは活動中に、よくスカウトを叱る。
時には、大きな声で怒鳴っている。
でも何のためなんだろう。
スカウトの進歩のため、安全のため、気合いを入れるため。いろいろな理由がある。
でも、ときどき、自分(リーダー)のために、怒っている事がある。
そんなことをしたら恥ずかしいと、スカウトを叱る。そんなとき脳裏にあるのは、自分自身の指導力を周りからどう評価されるのか、という事である。
「おまえら、26団のスカウトとして恥ずかしいぞ」リーダーがそういうとき、スカウトは恥ずかしいなんて思っていない。
おおきなお世話のような気がする。
また、スカウトにできないことを叱ることがある。
「何でできないんだ」「みんなできているぞ。なのにおまえだけ・・・」
そういわれても、スカウト自身はできないものはできないんだし、第一、できないから教わりに来ているんである。
自分の指導力のなさ、指導アイデアのなさを、スカウトのせいにして怒鳴っているだけである。
確かに、怒鳴ることにより、効果があるときもある。
でも、そうじゃないときもある。
スカウト活動の目的は、よき社会人を作ることである。
叱るときには、少し冷静に自分の「こころ」を振り返り、「スカウトのために叱った方がいいな」と判断できるときだけ、声を出すようにしたい。
怒鳴って、押さえつけても、一瞬でしかない。
やはり、「北風と太陽」だと思う。