スカウト技能の指導



 スカウト技能の指導はどのように行うのが効果的か。
本来のシステムのごとく、班長訓練を通じて行うのが、果たして本当に良いのだろうか。
すべての技能指導を、班長を通じてのみ行なっていたとする。
班長訓練のシステムがそれなりに、運営されているとする。
効果としては、班長の指導力の向上、班の連帯感の充実等が挙げられる。
では、不都合な点はあるだろうか。
私の、至らない指導力の元でこのシステムを運営すると、以下の問題点が発生した。
1,班による技能レベルの激しい差異。
2,隊長と班員スカウトとの関係の希釈化。
3,班長への負担度合いのが大きく成りすぎる。
4,スカウトのスカウト技能への興味がそがれる。
以上が発生した。
 確かに班長訓練が完璧に運営されれば、そして班長のスカウト活動に対する情熱が班長間において平均化されていて、かつ各々班長の情熱が常に一定であれば、これらの問題は生じないであろう。 ところが現実にはこれらの状況により、雑多の問題、弊害が発生する。
特に問題なのは、3番4番の問題である。
3番の問題は、隊集会が技能発表の場のみであると、隊長と班員の間に密接な関係を築くための十分な時間がとれず、隊長として、スカウト個人の特質を知るための資料が得にくい事により発生する。 やはり直接的な関係が、時間がほしい。
4番の問題は、班長による技能指導の方法がどうしての一方的となり、リーダーのようにおもしろおかしく楽しく指導ができない事により発生する。 この時点で興味がそがれると、隊集会への興味の持続が、対班競点のみでは難しい。
そこで私は、班集会ではスカウト技能の伝達的指導は行っていない。
では班集会で何を行っているかというと、隊集会で指導した技能の練習をさせている。
1つのプログラムの流れを図示すると以下のようになる。
導入  最初の隊集会で技能を遊びの要素でスカウトに紹介する。
展開  班集会で技能の練習
まとめ 隊集会で発表、競争、実施。
このような展開に変更した。
班長会議、班会議、班長訓練はその必要に応じて行っている。
 この方法にして、スカウトのスカウト技能に対する興味は確実に増大した。
班長の指導性も、班集会、まとめの隊集会で発揮されている。
隊長が直接技能指導を行うというスタイルは、本来の班制度ではないかもしれないが、その効果により当分このスタイルで展開するつもりである。